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ホームレス女優
七分の至福の時間寒き日はコイン・シャワーを一身に浴ぶ(公田耕一)

昨日の朝日歌壇で、3人の選者すべてに選ばれていた歌です。
公田さん、実はホームレス。
ホームレス歌人として朝日新聞ではちょっとした有名人です。

身を寄せていると思われる横浜の寿町での貼り紙や、誌面での呼びかけにも姿を
現さない公田さん。どうしても公の場に出られない事情があるのだとかで、
朝日歌壇の賞品(はがき)も受け取っていないのだそう。

歌を詠む教養がありながら、ホームレスなんて今っぽいですよね。
どんな人生があったのか、想像だけで小説や映画ができそうです。

ところで。
新宿三丁目には、ホームレス女優がいます。

副都心線や丸の内線の入り口、伊勢丹の入り口、地下の女子トイレなどに
女優は現れ、ひとりで延々と演じています。

怒ったり笑ったりはにかんでみたり。
たまには共演者がいるかのように、虚空に視線を動かしつつ
演技を続けるそのサマはまさに大女優さながら。

実際、わりに美人ぽかった雰囲気があるんですよね。
ホームレスなのに肌きれいだし。
一体どんな運命が彼女を新宿三丁目の地下に追いやったのか。
どうして誰も病院を世話してやらんのか。

彼女を見るたび都市の冷たさと恐ろしさを感じて、
意味のわからない彼女のせりふが心に届くような気もちになるのです。







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